黒猫の女の子

 

昨年夏からお客様宅のベランダに

毎日通ってくる黒猫の女の子がいました。

 

その子の名はくろちゃん。

 

いつもその家のママが

くろちゃんの為にベランダにごはんを置けば

翌日には綺麗に食べられて無くなっている。

そんなことが連日繰り返されていたそうな。

 

一度はくろちゃんを室内に迎えて

先住ちゃんたちと生活させたこともあったそうです。

 

が、

自由でいたい気持ちが強かったのか

くろちゃんはほどなくして

皆の目を盗むようにして

するりと窓から姿を消してしまい

でもまるで何もなかったかのように

毎日夕暮れと共にベランダに来て

用意されているごはんを食べて

またどこかに行ってしまう

そんな生活を半年近く続けていました。

 

「うちの子に迎えたいんですけどね。

でもなかなか捕まえられないんです。」

 

ママさんは苦笑いをされていたので

 

 

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「私が捕まえてもいいですか?」

と伺ったところOKのお返事。

 

そこで日頃から保護活動をしている

スタッフのマナミさんに捕獲器を借りて

えっちらほっちらお客様のベランダに

捕獲器をセットしたわけです。

 

 

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私自身はボランティア的な保護活動の経験がありません。

 

捕獲器を使うのは初めてではありませんが

かといって慣れているわけでもなく

マナミさんに使い方を教えてもらい

もし捕獲器に入ったらあまり長い時間

放置しないように、なぜなら必死に逃げようとして

捕獲器の中で暴れて怪我をすることがあるから

といったことなども教えてもらいました。

 

かくして迎えた2019年1月1日元旦の夕方

くろちゃん捕獲作戦を決行。

 

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いつものごはんを捕獲器の奥に仕掛け

お留守番の先住ちゃんたちのお世話もして

一旦退室。

 

たまたまこの日はご近所のお仕事もあり

他のお仕事を終わらせてから

くろちゃんが入っているかどうか

戻って見に行ってみたのですが

 

あいにくごはんはそのまま。

捕獲器の出入り口も開いたまま。

 

あー、やっぱり警戒してるのかなぁ

賢そうだしスルーしたのかなぁ。

まだ仕事も残っているし

今日は諦めようか。

 

そう思っていた矢先、窓の外で

ガシャーン!

という扉が閉まる金具の音が!

 

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ああ、くろちゃん。

あなたがくろちゃんなんだね。

 

中でじったんばったんする時間が

最小限に抑えられて良かったけれど

でもくろちゃん的にはすごく怖かったはず。

 

そーっとベランダの窓に近づいて

だいじょうぶ

だいじょうぶだよと声をかけながら

捕獲器ごと室内に入れて

 

「もし捕まえたらあの部屋に」

 

と指示されていた部屋に

静かにくろちゃんを移動。

 

そして捕獲器の扉を開けて

室内にリリース。

 

どっばばばばーん!

と色んな所に激突しながら

エアコンの上に逃げた

というのが上の写真です。

 

厳密に言えばその後も

色々あったといえばあったのですが

 

その後はお出かけ先から戻られた

そのお家のママにバトンタッチしたので

くろちゃんが今頃どうしているのか

ちょっと気になるところです。

 

これから2月末くらいまで

ぐっと寒さが厳しくなることもあり

「お家にいるのも悪くないわね」

そんな風に思って

どっしり居座ってくれるといいな。

 

いや、ワタシ前からここにいましたよ

という居直り感満載の表情で

いつかお目にかかれることを

願うばかりなのであります。

 

 

(※本日は黒猫つながりで

 ロデムちゃんクーコさんねむちゃんに

 ご登場いただきました。)